90歳弱の大好きなおじいちゃんが体調を崩し、手術を受け、リハビリを進めている中、食べられなくなったと、ご家族から相談を受けました。
(すみません、最大級の敬意を表して、おじいちゃんと書きます。決して軽々しいつもりはありません)。
経過を伺いました。
なるほど、そういうことかと理解しました。
病院には本当に失礼と思いましたが、それ以上のリハビリも難しそうだったので、経管栄養にしたのちに、すみやかに退院していただくことにしました。
そのおじいちゃんは、ほぼ寝たきりで、鼻から管が入った状態(経鼻経管)で戻ってきました。
一気に、治療とケア、リハビリをしました。
退院から2時間後、目が覚め、座位保持ができました。
さらに2時間後、元気いっぱいに自分で管を抜きました。
夕方、食事を口からちょっと食べられました。
夜には寝ぼけもあったのでしょうが、なんと、歩きました。
翌日は、ちゃんと起きている状態で歩けました。
薬も、食事もなんとか口から。
翌々日には、自分で歯も磨けるようになりました。
しかし、その後、落とし穴が。
肺炎です。
万事休すかと思いましたが、諦めず、治療を進めました。
ご家族には、さすがに限界かもと伝えて、看取りの話も語りました。
ご家族もぼくも悲壮感溢れていましたが、翌日、プチ復活。
その後、復活基調へ。
経管栄養だった90歳近くの超高齢男性が、食べられ、歩ける状態にまで復活。
これだけ聞くと、奇跡と言われます。
しかし、ぼくにとっては、超偉そうにいえば、必然な結果です。
症状が固定化する前に早期に手を打てたこと、そして、看護やリハビリ、調理師たちの最善の賜物であることを強調しておきます。
奇跡ではなく必然です。
でも、最後は、愛情と情熱ですよ。
だって、すごく大好きなおじいちゃんで、すごく治したかったですもの。
まだまだ油断できず。
愛情で押し切ります!
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