タイトル書いていて、勝手にドキドキしました。
(そんなことはどうでもいいのですが)
遠距離恋愛って、読んで時のごとく、恋人同士が遠く離れ離れにあっても好きでいるような状態のこと!?
なんで、突然、こんなことを考えていたかというと、そうです、昨今のコロナです。
最近、国など、コロナ時代の「新しい生活様式」なるものを提唱していますよね。
あれ見て、違和感ある人はいらっしゃいませんか。
僕はすごくありあり。
物理的な距離はもちろんのこと、なんとなく、心の距離まで遠ざけているような気がしてなりません。
感染予防として物理的距離をおくのは仕方がないというか当然としても、心の距離まで離れてしまうのは避けたいと思いませんか。
とはいえ、たいていの場合、物理的距離と心の距離は並行するのだと思います。
キレイゴトかもしれませんけれども、僕は、物理的距離を保ったまま、心の距離は近い状態を維持することは、できるんじゃないかと考えています。
そこで、思い出したのが遠距離恋愛だったというわけ。
親友だって同じじゃないですか。
学生時代の親友とか、卒業してしまえば、離れ離れるになることも少なくないでしょう。
でもでも。仮に遠くに離れていても、常に隣にいるような感じがしませんか!
そんなイメージです。
遠距離恋愛や遠く離れた親友とかに比べれば、一般的な日常では、物理的距離を置いたまま、近接した心の距離を保つのは、決して難しくないとも思いますが、甘いでしょうか。
こんなことをぐるぐる考えた末に、たどり着いた答えの一つがこれ。
月夜のピアノ演奏会。
昨晩、オークで開催しました
最高でした。
八幡平の澄み渡る夜空に、上弦の月が美しく輝く晩。
ライトをほぼ落としたオークテラス(オークフィールド八幡平レストラン棟)前の屋外にて。
天文家・吉田さんの月にまつわる語り、そして山田さんのピアノ。
ピアノは二曲。
灯りはほぼなしで、光はほぼ月のみという。
あたりは静寂。
そこに、月光と月の光のピアノの音色が、ただ、ただひきびき渡る。
観客(入居者やスタッフ)は、まずまず距離をおいて座って、お互い無言。
我慢して無言ではなく、率先して無言。
ベタな表現を許してもらえれば、実に幻想的。
最高でした。
距離を起き、無言だった割に、なんでしょう、このすごく満たされる感じ。
実に最高でした。
ところで、この企画、オークの入居者さんの一言から動き出しました。
「野外演奏会」
新型コロナ感染が拡大する中、世の中、イベントの自粛が相次ぐ中での一言でした。
時を同じくして、友人から、「私には夢があって・・・」という一言。
「月夜の晩に、月光と月の光をピアノで弾いてみたい」
このお二方の一言が一気に繋がりました。
ちょうど、withコロナ時代のオークのあり方を模索もしていたので、まさにこれだと思って。
それで、昨晩です。
コロナ、コロナって言ったって、心の距離まで離す必要はないでしょう。
むしろ、コロナだからこそ、豊かなあり方もあるんじゃないかとすら思います。
昨晩のピアノ演奏会なんて、まさにそう。
これまでに体感したことがないような、心の満たされ方でした。
そもそも、この騒動がなければ実現すらなかったかもしれませんね)
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総合診療をベースに、認知症治療と在宅医療、そして終末期医療に取り組んでいる、事象「患者バカ町医者」の松嶋大が、日々の実践をみなさんに共有し、またみなさんからも共有してもらいながら、これからの「医・食・住」を語り合うサロンです。