町医者 松嶋大ブログ

岩手県盛岡市で「なないろのとびら診療所」を運営する町医者・松嶋大のブログです。

認知症があろうとなかろうと、その人はその人だ。

僕は、普段、他人の批判や非難をしないと決めています。

まして、ブログやSNSなど不特定多数の目に触れそうなものであればなおさら。

(僕をよく知っている人は、たまにしてるでしょーと思うかもしれませんが、あれは批判などというものではなくて、興味がないということです)

 

 

というわけで、一切の批判や非難なしでいきましょう。

 

 

最近、立て続けに、こんなことがありました。

いずれも、かかりつけ患者さん。

 

ひとりめ。

もともとうちの介護サービスを使っていた方で、現在他のサービスに移られました。

たまに、うちのカフェや診療所にフラっといらっしゃって、うちのスタッフと実に楽しそうに話しているんですよね。

 

ふたりめ。

興奮が強く手に負えないと、とある施設を退去せざるを得なかかった方。

私の前では一貫して普通です。

少々はありますけど、でも普通。

こういう場合、「お医者さんの前ではしっかりするんです」と指摘されることがありますけれども、「医師の前でそれなりに振る舞える社会性」があるとも言えると思います。

 

 

状況説明はこのくらいで。

 

 

いずれ、年を取ろうとも、病気があろうとも、まして認知症があろうとなかろうと、その人はその人のままだと思うんです。

患者-医師関係だろうと、利用者-専門職関係だろうと、その前に、まずは人と人の関係とも思いますし。

「距離感が大事」という言葉も確かに聞きますし、僕も昔はよく注意(近すぎるって)されてましたけど、僕にはそんなことできません。

 

その人はその人。

この関係性の延長に、医師や専門家としての役割がきっと出てくるんだと、僕はそう考えます。

だから、まずは人と人。

 

もし不安そうな方があれば、その不安を聞かせてくれますか。

もしご立腹の方があれば、その怒りをおしえてくれませんか。

もし泣いている方があれば、悲しいんですねと。

もし大喜びされている方があれば、おかげでこちらも楽しくなりますよと。

 

キレイゴトでしょうか。

専門家だからとか無駄に気張らずに、まずは同じ人間同士、普通に、楽しく語り合ってみればいいと思うですけどね。

 

だって、その人はその人ですもの。

 

いつだって壁は自分の前にありますよ。

まずは、自分が壁を取り払わないと。

 

 

 

いやー、今回は不完全燃焼ですが、これが限界です。

(ぶっちゃけはオンラインサロンで)

 

 

 

〜オンラインサロンのご案内〜

総合診療をベースに、認知症治療と在宅医療、そして終末期医療に取り組んでいる、事象「患者バカ町医者」の松嶋大が、日々の実践をみなさんに共有し、またみなさんからも共有してもらいながら、これからの「医・食・住」を語り合うサロンです。

 

 

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