世間一般にはどうでもいいことですが、私にとってはどうでもよくないことを書きます。
私にとって、雪駄は正装です。
屋内(診療所内)では、年中雪駄です。内履きとして。
屋外では、5月1日から、学生よりもひと足早く衣替えして、雪駄です。
海外出張にも雪駄で行きますし、もちろん東京など国内でも雪駄で。
世間一般にはどうでもいいことだとは思うのですが、私にとっては大切なことであり、またこだわりです。
講演のときもたいてい雪駄です。
しかしながら、聴衆のみなさまに失礼があってはいけないので、講演冒頭で念を押しておくことが少なくありません。
「私にとって雪駄は正装であり、みなさまに失礼がないようにあえて雪駄でまいりました」と。
しかし、これは、あくまで私の中での常識であり、世間一般には非常識と言われかねないということも熟知しています。
ですので、例えば、写真のような日もあります。
雪駄で出かけながらも、靴も持参するというような。
今日がそう。
今回はちょっとした公の場にご挨拶に。
駐車場についたところで、雪駄から靴に履き替えて。
こんなとき、様々な思いが交錯します。
雪駄で押しきれない自分を弱いと思ってみたり、自分の常識(と思うことを)を無理やり押し通さない強さ・柔軟さと自画自賛してみたり。
まあ、世間一般にはどうでもいい話でした。
(ただ、私にとってはどうでもよくない話だったのです)