町医者 松嶋大ブログ

岩手県盛岡市で「なないろのとびら診療所」を運営する町医者・松嶋大のブログです。

お勉強と勉強 〜大人の学びを、ことのは読書会〜

私、お勉強は大嫌い。

でも、勉強は大好き。

 

私なりの解釈。

 

お勉強。

受験だったり、学校だったり、多少やらされ感があるようなもの。

受動的。時に絵に描いた餅。

 

勉強。

湧き上がる知的好奇心を満たすための学び。

能動的で実践につながる。

 

 

小さい頃から学生時代までは、基本、お勉強してました。

負けず嫌い(当時の私)だったことが功を奏し、試験勉強とかはちゃんとやってました。

 

それが、大学6年生の夏あたりからでしょうか、勉強の魅力に気づき始めたんです。

国家試験のお勉強をしなければいけないなと思って、あらためて教科書を読み直すことにしたんです。

 

最初はお勉強のつもり。

ただ、本を読み進めていくうちに、どんどん面白くなる!

わからないところがあったら、別の教科書を調べたりしながら。

本に吸い込まれていくような。 

 

医者になってからも、どんどん勉強しました(しています)。

研修医時代は、確か、手取りで0万ちょっとだったと思うのですが、7,8割方は専門書やセミナー、修行に費やしました。

(研修医時代は、勉強以外にお金を使う必要もなかったという理由もあります)

 

ただ、勉強といっても、30歳ころまではとにかく医学、医学、医学。

ところが、あるとき、他の勉強もしてみようと突如思ったんですね。

 

手にとったのが、太宰の人間失格。 

いやー、衝撃的でした。

 

そこからです、医学以外のものにもたくさん触れようと思ったのは。

 

文学、鉄道、歴史、宗教、心理、哲学、倫理、経営、会計・・・。

あれこれと。

つまみ食いばかりなので、すべて超浅い知識しかありませんが。

ただ、どの学びも日常に役立つし、生かされるんですよね。

なぜ生かされるかって、きっと、学びたい時に学ぶからなんだと思います。

好機に学ぶことも勉強の定義の一つかなと。

 

 

前置きが長くなりました。

いよいよ本題。

かれこれ、3,4年毎月、読書会を継続しています。

私が運営する一般社団法人ことのは医療研究所の定例会と称して。

 

チクチク、ピリピリ、ワクワクするような大人の学びをしたいなと思って、異業種の仲間たちに声をかけて、立ち上げました。

 

参加者は結局増えず。

一旦来ても参加しなくなるという、周りからみればどうみても負のスパイラル。

しかし、私も、おそらく他の二人も、負とは思ってないはず。

 

なぜなら、超面白いから。

自分が興味ある本について、参加者の多面的な視点から主張し合う。

新発見あり、驚きあり、感動あり。

何より、深い学びがある。

 

繰り返しますが、超面白い。

だから数年以上淡々と続けられるわけです。

 

 

医者って、人間を相手にする以上、人間臭い方がいいと思うんです。

そういう人間臭さってどうやれば得られるのかなと考えてみると、やっぱり、たくさんの本と、たくさんの交流かなと。

しかも交流は表面的、儀礼的ではなく、深いもので。

 

ですから、この読書会、町医者・松嶋の日々の肥やしとなっとります。

これからも楽しみます。

 

今回は(も)、長文を失礼しました。

 

 

-----

ことのは読書会(定例会)の仕組み

 

参加者が大好きな本を一冊持ち寄る。

その本についてプレゼンして、参加者で語り合う。

ただこれだけです。

 

f:id:kotonoha_group:20190525093805j:plain

2時間程度の予定が、気づけばいつも3,4時間。