町医者 松嶋大ブログ

岩手県盛岡市で「なないろのとびら診療所」を運営する町医者・松嶋大のブログです。

どんな人生でしたか?

30秒はかかったと思う。 遺影を前に、弔事を語り出すまで。 遺影の中の元気なお姿に、いろいろな思いが巡り、涙が溢れて、弔事の言葉が出なかった。 先日、お亡くなりになった患者さんの葬儀にて、弔事を読むことになった。 無論、僕の場合、弔事は読むもの…

先生と呼ばれて

25歳で医師になった僕は、かれこれ20年ほど「先生」と呼ばれる生活を続けている。 人生の半分までもう少し。 いずれ、「非先生」時代ははるか遠くになった。 あらためて考えてみると、医療以外の場でも、「先生」と呼ばれることがほとんどだ。 たまに、「松…

地域の中にあるということ 

地域の中にあるということ。 私の構想の中核概念でありながら、十分に言語化できていないこと。 今回は、このテーマに自ら迫ってみたい。 先日、保健室事業(暮らしの保健室もりおか)を終えました。 結局、ここ数ヶ月、私にとって核心的事業であったものを…

未完成の似顔絵と未完成の僕

毎年、この時期が来ると、必ず思い出す患者さんがいます。 湊さん(仮名)、私の宝物の生みの親です。 宝物とは、僕の似顔絵。 長くなりますが、この似顔絵の物語をご紹介します。 ------ 大都会で働いていた湊さんは、60歳を目前に故郷岩手に戻りました。 …

片思いのマブダチ

さすがに堪えた。 かかりつけ患者さんが、老衰が進む中、最後の最期でぽっくりと逝った。 遠くないなと想定していたが、やはり突然だった。とびきり思い入れがある患者さんだったから、余計に堪えた。 「お医者さんにお任せ」という岩手県人にありがちな気質…

惚れた人だけのものを②

前回、私が胡散臭いという話を書きました。 なぜ胡散臭いかについて、「健康食品を取り扱う胡散臭い町医者について」という切り口で考察を書きました。 今回はその続きです。 前回、 ちなみに、私が取り入れる健康食品などには、一つの超強力な共通項があり…

惚れた人だけのものを ①

町医者・松嶋大は胡散臭い。 と思われていると、思っている。 被害妄想と見る向きもあるが、そんなことはないだろう。 漏れ聞こえる声を踏まえると、やっぱり胡散臭い医者という結論に至る。 M気質ではないが、こういうふうに評価されるのは案外嬉しかったり…

割が合うとか、合わないとか。

割に合うとか、合わないとか、そういう基準で考えることはない。 やりすぎだと言われたり、きれいごとだと言われたり、脅迫的(+強迫的)だと批判されたり、散々だ。 しかし、私の耳は案外うまくできている。 批判や非難は、私の耳には入ってこない。 とに…

そもそもなぜ医者を目指したのか?<町医者・松嶋の謎シリーズ⑤>

なぜ、医者になったの? よく尋ねられるご質問です。 答えはたった一つ。 「(高校3年生のとき)父に勧められたから」 基本これだけなのですが、布石が一つだけあります。 高校一年生のとき、担任の先生の導きがありました。 本当は文系に進みたかったんで…

なないろ劇団初演。やっぱり寸劇だ!

寸劇には何かと縁がある町医者・松嶋大です。 縁がある理由は二つ。 まず、私の歴史。 幼稚園だったり、小中学生時代だったり、寸劇とあらば何かと出演してました。 医者になってからも寸劇を企画し、自ら出演するということも案外少なくなかったり。 (若い…

町医者は町の中にいてこそ町医者!

町医者としてずっとやらなければと思っていたことを、やっとスタートです。 地域の方向けの普通の健康教室。 小難しいことなく、ありふれた健康問題を一緒に考える場です。 「一緒に考える」というところが肝。 つまり、一方通行なレクチャーに陥ることなく…

エフエム岩手「風の楽園」♫ 〜八幡平の魅力を発信!〜

エフエム岩手の「風の楽園」というラジオ番組のナビゲーターを努めています。 昨年8月から始まったこの番組もまもなく一年です。 小生意気なことに、メディア素人の私も、ぼちぼちこなれてきました。 今日は、私が愛する番組・風の楽園についてご紹介します…

メディアを通じて伝えたいこと <町医者・松嶋の謎シリーズ④>

町医者が、なぜ、ラジオ? と、質問されることはあまりないのですが、もしかして気になっている人がいらっしゃるかなと。(単なる自惚れという話も!) そんなわけで、勝手にお答えします。 ラジオのみならず、新聞やテレビなども含めて、私が「メディアを通…

菊ちゃんを抜擢する。第二幕の始まり!

6月になりました。 6月って、なんとなく心機一転な感じがしませんか?? なぜって、衣替えの時期だから。 学生にとってはやっぱり衣替えの時期で、なんだか、いい年になっても、まだその感覚を引きずっている感じ。 だからというわけでもないのですが、心…

介護保険が気持ち悪い。新たな地平へ。

介護保険が気持ち悪い。 とにかく気持ち悪い。 数年前からぼんやり思っていた。 オークフィールド八幡平を経営するようになって思いが強くなった。 そして、ここ数ヶ月、気持ち悪さがマックスになった。 (気持悪さがマックスになった理由はとっても書けない…

町医者がビジネスを展開する理由 <町医者・松嶋の謎シリーズ③>

「医者なのだから医者だけをやったほうがいい」 幾度となく頂戴した助言であり、時に揶揄なこともある。 尋ねられることも多い。 「なぜ、そんなに事業をやっているんですか?」 なぜって、実にシンプルです。 目の前の患者さんの幸せのため。 これだけ。 町…

雪駄と靴と正装と。

世間一般にはどうでもいいことですが、私にとってはどうでもよくないことを書きます。 私にとって、雪駄は正装です。 屋内(診療所内)では、年中雪駄です。内履きとして。 屋外では、5月1日から、学生よりもひと足早く衣替えして、雪駄です。 海外出張に…

八幡平で豊かなセカンドステージを送るために

昨日、オークフィールドにて、新しい終活セミナー(日本CCRC協会主催)を開催しました。 テーマは、「八幡平で豊かなセカンドステージを送るために」。 何が「新しい」かと申し上げますと、対象と内容かなと。 まず対象。 俗に言うアクティブシニア。 つまり…

お勉強と勉強 〜大人の学びを、ことのは読書会〜

私、お勉強は大嫌い。 でも、勉強は大好き。 私なりの解釈。 お勉強。 受験だったり、学校だったり、多少やらされ感があるようなもの。 受動的。時に絵に描いた餅。 勉強。 湧き上がる知的好奇心を満たすための学び。 能動的で実践につながる。 小さい頃から…

私の考える偽善 <町医者・松嶋の謎シリーズ②>

僕は偽善者である。 間違いない。 というわけで、そんな偽善者の僕が、今回、僕なりの偽善について考えてみたい。 まず、偽善の定義から。 今回も広辞苑。 本心からでなく、みせかけにする善事。 なるほど、定義を読めば読むほど、自分が偽善者であると確定…

やさしい社会へ 〜にじいろ基金の挑戦〜

「やさしいこと」 ここ十年近くの私が最も重視するキーワードで、「やさしい医療」が私のモットーになっています。 そして、理念の文言にも。 「やさしさと真心に満ち溢れる最善〜」のごとく。 話は随分飛びます。 「やさしい社会」だといいなぁと常々思って…

睡眠にまさるものなし 〜なないろカフェ5月〜

昨日、なないろカフェを開催。 なないろカフェは、月1回、診療所の患者さんやご家族を対象にした交流会です。 もちろん、外部の方も大歓迎です。 毎回、一つのテーマで、私が語ります。 語り、その後、参加者で語り合います。 語り合いのお供は、ことのはき…

終末期医療に取り組む町医者が語る新しい終活

町医者・松嶋大による、ある意味でオフィシャル、しかし中身はプライベートな勉強会を、本日開催しました。 題して、「終末期医療に取り組む町医者が語る新しい終活」です。 原則、50歳以上を対象にした終活セミナー。 あえて、新しい、と名付けました。 独…

宗教にみられがち <町医者・松嶋の謎シリーズ①>

なにせ、時折、宗教的と言われる僕だ。 もちろん面と向かってではなく、私の知らないところで。 とはいえ、案外、耳に入ってくるものだ。 希望するかしないかはともかく、勝手に耳に。 例えば。 事始めは、「(松嶋が)宗教っぽくて怖い」という感じ。 さら…

こんにちは、町医者の松嶋大です。ブログをリニューアルオープンしました。

こんにちは、町医者の松嶋大です。 このたび、ブログをリニューアル・オープンいたしました。 どうぞよろしくお願いします。 ブログでは、私自身のこと、私の仕事、患者さんとの物語など、私が日々感じること・思うことを記していきたいと思います。 どうぞ…