町医者 松嶋大ブログ

岩手県盛岡市で「なないろのとびら診療所」を運営する町医者・松嶋大のブログです。

ぼくは救うことはできても、支えも、癒やしもできない単なる医者だ。

ぼくは単なる医者に過ぎない。 主な仕事は、診断をつけて、適切な薬を出したり処置をしたり。 その結果として、患者さんを救う。 これに尽きる。 本当は、支えになりたいし、癒やしも提供できたら、どんなにいいだろうなと思う。 が、そんなことは、単なる医…

苦楽をともに。

人生いろいろだ、最近、つくづく心からそう思う。 実は、体調を大きく崩した。 大げさに言うと、一瞬、死ぬかと思ったほど。 ここ、1,2年、時々、体調が悪いときがあった。 一切誰にも言わなかったけど。 今回、さすがに一瞬でも死を覚悟するほどの体調不…

こころのバリアフリーの実現を、なないろ未来財団に託します。<一般財団法人なないろ未来財団設立趣意書>

2020年7月14日、一般財団法人なないろ未来財団を設立しました。 その趣意書全文を掲載します。 ---- 今、思い返してみますと、曽祖父は、今でいう認知症を患っていたのだと思います。 ある時、衝撃的なことがありました。 祖父が曽祖父を、「バカ呼ばわり」…

玄米甘麹豆乳で健康をサポートしたい! 〜なないろのとびら診療所でクラウドファンディングに挑戦中〜

なないろのとびら診療所にてクラウドファンディングにチャレンジすることにしました。 「玄米甘糀豆乳で健康をサポートしたい!〜今こそ食べるものに興味を持ってほしい〜」 ぼくは、一貫して、食にこだわっています。 「カラダは食べたものでできている」と…

奇跡ではなく必然。ただし最後は情熱と愛情だ。

90歳弱の大好きなおじいちゃんが体調を崩し、手術を受け、リハビリを進めている中、食べられなくなったと、ご家族から相談を受けました。 (すみません、最大級の敬意を表して、おじいちゃんと書きます。決して軽々しいつもりはありません)。 経過を伺いま…

不幸なことだ、でも光栄だ。

(事実に基づきますが、個人情報もあるため一部フィクションです) 「本来は不幸なことですよね」 後部座席に座る患者さんのご家族に、ぼくは少しだけ振り返りながら話した。 そうですね、と言われたのか、あるいは頷かれたのか、よく覚えてはいない。 患者…

一歩踏み出し、一歩踏み出すこと。そして手と手を取り合う。

いつものように訪問診療に行くと、本当にタッチの差で、電動車いすでお出かけしたところだった。 まだ家を出て数秒のところだったので、声をかけて、そのまま家に戻って、診療をすることも不可能ではなかったけど、せっかくだから、後からこっそりついてゆく…